
名称 | 黄金塚古墳 |
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読み方 | こがねづかこふん |
概要 | 米原長者の黄金が積み上げられていたという伝説が残っています。大小2つの石室を持ちます。 |
種別 | 市指定 史跡 |
所在地 | 山鹿市 菊鹿町 松尾 |
指定日 | 平成1年11月30日 |
所有者 | 山鹿市 |
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黄金塚古墳 探訪メモ
黄金塚古墳(こがねづかこふん)

菊鹿町木山に6世紀後半に作られた横穴石室をもつ円墳です。
円墳で、直径12m、高さは4mです。
昭和61年、もともとあった場所が圃場整備されるということで、調査されたあと、現在の位置に移転復元されました。
この古墳は、通常の石室の横に小さな石室を持っています。
黄金塚(こがねづか)という名前の由来は、菊鹿町のこの辺りに伝わる「米原長者」の黄金の隠し倉だったという話からこの名がついたそうです。もしかしたら、黄金の小判がたくさん入っていたのかもしれませんね。
米原長者の伝説は沢山あって、どれも面白いです。

石室入口の右横にこんもりとした小さな石室の入り口があります。

ほんとに小さいのです。
子供を埋葬したのか、もしかしてペットを埋葬したのかな?

2020年6月に再訪して、比較用にEOS KISSを置いてみました。カメラの横幅が13cmですので、穴の直径はだいたい20cmといった感じでしょうか。
小さな方の中はどうなっていたのか、移転された際に写真を取られているはずなので見てみたいものです。
※菊鹿町史に、墳丘の土をすべて取り除いた状態の写真が掲載してありました。大きな石室の横に、たしかに小さな石室があり、子供のものではないかと記されていました。

大きな方のの石室です。
内部を撮影される方もいますが、私は怖くて入れません。

平成10年に黄金塚古墳を撮影した「わたしたちの菊鹿町」というが出版されています。
この写真と代替同じ場所からの撮影された写真なのですが、周囲の様子が随分変わっています。
左側にある桜の木は植えて無く、後ろにある林の木々がとても低いです。また、現在は周囲に柿の畑などができており、20年という月日を感じました。
なお、桜の木は平成20年にはすでに植えてあったことを記録しています。
場所は、木山地区の集落より坂を登った台地にあります。写真奥の左側になります。
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