名称 | 鍋田横穴群 |
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読み方 | なべたよこあなぐん |
概要 | 古墳時代後期の横穴群で、60基以上の横穴墓のうち16基に装飾が見つかっています。 |
種別 | 国指定 史跡 |
所在地 | 山鹿市 山鹿 鍋田 |
指定日 | 大正11年10月12日 |
所有者 | 山鹿市・個人 |
webサイト |
探訪メモ
市中心から鍋田へ行くと、川を超えたあたりの右側に横穴が見えてきます。ここが装飾古墳の鍋田横穴群です。
鍋田横穴群の装飾は線画での装飾です。人の絵が彫られているのがわかります。
中央上あたりの絵は、臼塚石人やチブサン古墳の石人に似た形です。
※チブサン古墳の石人は東京国立博物館所蔵ですが、現在、九州国立博物館に常時展示されています。
この地は石(阿蘇凝結熔解岩)が露頭している場所で江戸時代は石切場となりました。
横穴が切り取られている部分があるのは石が切り出されたからだと考えられます。また、水場があるのですが、こちらも江戸時代の石切り場の時のもののようです。
鍋田横穴群は、春秋に行われる熊本県の「装飾古墳一斉公開」のときに解説をしてくださいますので、興味がある方はぜひ行かれてみてください。
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鍋田横穴群付近の古墳

チブサン・オブサン古墳
代表的な装飾古墳です。石室には文様が鮮やかに彩られています。昔は石室に赤ちゃんを抱いたお母さんが来られていたそうです。前方後円墳です。

臼塚古墳
古墳時代後期の円墳で、石室には赤・白・青の色が残っている装飾古墳です。墳丘上部には武人を象った石人が立っていました。臼塚石人と呼ばれています。
鍋田横穴群 所在地地図
〒861-0541 熊本県山鹿市鍋田8
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