
名称 | 方保田東原遺跡 方保田東原遺跡 出土品 |
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読み方 | かとうだひがしばるいせき かとうだひがしばるいせき しゅつどひん |
概要 | 弥生時代から古墳時代前期の県内最大規模の集落跡です。土器やガラス玉のほか、青銅器などが出土し、出土品は国の重要文化財に指定されました。山鹿市にある文化財の重文指定は八千代座に続き2件目です。 |
種別 | 遺跡 国指定 史跡 出土品 国指定 重要文化財 出土品 県指定文化財 |
所在地 | 遺跡 山鹿市 山鹿 方保田 出土品 山鹿市立博物館及び埋蔵文化財保管施設 |
指定日 | 遺跡 昭和60年2月19日 平成18年7月28日(国) 出土品 平成29年9月15日(国) 出土品 平成20年6月23日(県) |
所有者 | 山鹿市ほか |
webサイト | 山鹿市役所 方保田東原遺跡 |
方保田東原遺跡出土品には2つの指定文化財があります。
- 方保田東原遺跡出土品
国指定重要文化財 平成29年9月15日
弥生時代から古墳時代前期の集落跡から出土したガラス玉や石器、金属製品などです。900点以上が出土しました。
方保田東原遺跡出土品(山鹿市公式サイト) - 方保田東原遺跡出土品
県指定 平成20年6月23日
青銅器、土器などがあります。
方保田東原遺跡 探訪メモ
2010年3月21日に方保田東原遺跡で現地説明会が行われました。
遺跡は、通常は保護のために土で埋められていますが、説明会では発掘された状態で見ることができます。
土器などが沢山捨てられています。
表面の土を取り除くと、この地の歴史が見えてきます。
出土品は日用で使われた土器の他に祭祀で使う土器や黒曜石の矢じりがあったようです。写真の右上に中央に穴が空いているものがあります。
出土したのは紡錘車というもので、糸を紡ぐときに使われたものです。穴に長い棒を指し、石の重さで回転に勢いをつけて糸を紡いでいました。
紡いだ糸で服を作ったり、菊池川での漁のための糸を作っていたのかもしれません。
黒曜石の矢じりもありました。どこの黒曜石なのかは分かりませんでしが、九州だと佐賀の腰岳(伊万里市)や大分の姫島の産地が有名です。
方保田東原遺跡の出土品。祭祀に使われたものなども出土したようです。
今でも祭祀用に小さな食器(仏飯器など)を使うことが有りますが、当時もそうだったのかな?と思ったのでした。
関連文化財
重要文化財

八千代座(重文)
明治43年に市民によって建てられた芝居小屋です。国の重要文化財に指定されました。歌舞伎や市民による発表の場として愛され続けています。
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