25番札所 長園寺
一条院 長園寺は菊池三十三観音 25番札所です。
札所を示す観音堂前の標柱には「二十五番 下河原(日向)観音堂」と表記されています。
御本尊は十一面観音菩薩です。
2020年にはじめて訪れましたが、2023年12月に再訪したところ、お堂が再建されていて、地域の方にお堂にまつわるお話を聞くことが出来ました。
25番札所 長園寺のあらまし
名称
長園寺 ちょうえんじ
御本尊
十一面観音菩薩
御詠歌
東雲の 結びて清し あかの水 真如の月の てらす河原
札所
菊池郡誌 25番札所
菊池市史 7番札所
次の札所
26番札所 妙音寺(今村観音堂)
25番札所 長園寺への行き方
所在地
菊池市日向 (GoogleMap)
行き方
駐車場
25番札所 長園寺 巡礼記
天井には十二種の動物(おそらく干支)が描かれた絵があります。こんな感じも格子絵と呼ぶのかな?
一条院 長園寺は川の横の緑に囲まれた場所に建てられています。
令和5年(2023)12月8日に再訪。お堂が再建されていました。
訪れたときに、地域の方がお堂の中で作業されていて、お話を聞くことが出来ました。お堂は熊本地震により修復が必要になっていて、令和5年のはじめに隣に建つ天満宮と一緒に再建したそうです。(金額も聞いてしまいました)
観音堂のお祭りは年に3回、18日に地区の方々で集まって行われていて、お供えした(お米?)を各家庭に持ち帰られると話されていました。
地域の方によると、干支が描かれた天井の十二支方位盤は90代の方が子供の頃にはすでに天井にあったそうです。少なくとも昭和の一桁年代にはあったのかもしれません。
建て替え前の観音堂の年代について聞いたところ、墨で何か書かれた跡はあったけれど、そうと分かる年はどこを探しても分からなかったと話されていました。
観音堂の屋根は、最初は藁葺で、その後、トタン、瓦葺きとなったそうです。山鹿市の三十三観音でも同様のことを聞いたことを思い出しました
敷地内は観音堂と天満宮の境内になっています。再建された2つのお堂。これからまた100年以上続く歴史が始まったのだと感じました。
前の札所 24番札所 峯泉寺
次の札所 26番札所 妙音寺(今村観音堂)
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