
桑林山 光九寺(こうくじ)は菊池三十三観音 20番札所です。
光九寺は菊池忠直の建立で、忠直が誕生した午の日の午の刻に因んで馬頭観音を御本尊としました。現在、忠直のお墓は川沿いの場所にありますが、元は光九寺の境内に有ったそうです。
創建時のお寺は建っておらず廃寺となり、光九寺跡には公民館になっています。
20番札所 光九寺跡のあらまし
名称
桑林山 光九寺
こうくじ
御本尊
馬頭観世音菩薩
札所
菊池郡誌(大正7年)
菊池三十三観音 20番札所
菊池市史(昭和)
菊池三十三観音 17番札所
御詠歌
一筋に岩の迫間を流れきて
いつも絶えせぬ滝の白糸
ひとすじに いわのはざまを ながれきて
いつもたえせぬ たきのしらいと
次の札所
21番札所 正観寺
光九寺跡の場所と行き方
所在地
菊池市西迫間(GoogleMap)
行き方
迫間橋を渡り交差点を右折、暫く行くと三叉路があり、入ったところに光九寺があります。
駐車場
駐車場はありませんので、通行の妨げにならないようお気をつけください。
光九寺跡の写真

光九寺跡には公民館が建っていますが、三十三観音がつくられたときは、お寺が有ったのでしょうね。

菊池忠直のお墓の五輪塔です。写真にガラス窓が見えますが、この建物から五輪塔が見えるようになっており、室内には祭壇があります。現在も丁寧に祀られていることがわかります。

御詠歌に詠われている滝の白糸です。光九寺の近くにあります。奥に見えるのは指定文化財の迫間橋です。
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