18番札所 安楽寺

18番札所 安楽寺

安楽寺(あんらくじ)は、阿蘇西国三十三ヶ所観音札所の 18番札所です。

御本尊の十一面観音菩薩は旧暦11月18日のお祭りの日(日の出から日没まで)しか開帳されません。それは「このまつりの日以外に開けた場合、この地域に疫病が流行る」と伝えられているからです。

標柱には「安楽寺跡観音堂」とありますので、かつてここには安楽寺というお寺があり、そのお寺の観音堂だったのだと思われます。

境内には六地蔵幢があるということでしたが、おそらく龕部(がんぶ)を失くした石塔が立っています。

近くの交差点には線刻で地蔵菩薩が彫ってある、色見六地蔵幢が建っています。

18番札所 安楽寺のあらまし

名称
安楽寺 あんらくじ

御本尊
十一面観音

御詠歌
しきみばな みよの仏に たてまつる たむける人は こころあんらく

次の札所
19番札所 含蔵寺

18番札所 安楽寺への行き方

所在地
熊本県阿蘇郡高森町色見 (GoogleMap)

行き方
国道325号線、高森町高森交差点を北へ。直進、約2.2kmの場所の左側にあります。

駐車場
駐車場は有りません。通行の妨げにならない場所に駐められてください。

18番札所 安楽寺 巡礼記

安楽寺 観音堂

境内には石塔やお手水。観音堂には鰐口があります。屋根が大きく迫力があるお堂です。
令和3年(2021年)11月3日撮影

安楽寺境内全景

境内は舗装され手すりもあります。地域の方々が大切にされている様子が伺えます

石塔群

境内には六地蔵幢があるというのを読んだことがあります。おそらく、左から2番目が龕部と宝珠を失くした六地蔵幢だと思われます。龕部とは、お地蔵さんが彫ってある部分です。近くの「色見六地蔵」とくらべてみるとよく分かると思います。

色見六地蔵幢の龕部

安楽寺のすぐ近くにある色見六地蔵幢の龕部です。
傘の部分と中台の間の六角形の部分のお地蔵さんは線刻で描かれています。境内の六地蔵幢と思われる石塔には、この部分と宝珠が失われています。

安楽寺のお手水

安楽寺の石仏

色見六地蔵幢

すぐ近くには、1469年-1487年くらいに建てられた色見六地蔵があります
コンクリートで補強はされていますが、一番上の宝珠から土台まで、きれいな状態で保存されていました。


前の札所 17番札所 浄土寺

次の札所 19番札所 含蔵寺


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